Edinburgh(エディンバラ):『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅~エディンバラ編

2017.3.13 Mon UK, Edinburgh

21年ぶりの続編映画『トレインスポッティング2(原題:T2: Trainspotting 2)』(*)公開記念に、映画ロケーションハンターKenによるトレインスポッティング撮影場所巡りの旅。トレインスポッティングのオリジナル公開から21年後、あの場所は今。。。監督やスタッフは、どうしてあの場所を選び、どんな想いであの場面を撮ったのかと想像しながら、当時のスタッフの足跡を辿るように撮影現場を訪問するといろんな想いが湧いてくる。まるでタイムマシンに乗ってあの頃に戻ったように熱狂の記憶が蘇る。これだから旅はやめられない。ドラッグよりハマる旅行中毒。Chouse your life.

トレインスポッティング撮影場所エディンバラの21年後

知識や経験で物事の見方は変わる。インスピレーションとイマジネーションが重なると、いつものストリートにまるでARをかざしたように違う景色が見えるかもしれない。

 

トレインスポッティングオープニングリメイク動画

21年の時を経て再現したオリジナルトレインスポッティングの名オープニングシーンのオマージュ、2017年Kenton版トレインスポッティングオープングシーン(笑)。

ダニー・ボイル監督の再現に挑戦することは、どんな教科書や授業より楽しみながら学べる。サッカーでもメッシの凄さは、そのプレーをやってみるとわかるように、自分で撮影したり編集することでそのセンスを改めて思い知らされてた。スピールバーグ監督も黒澤明のシーンをお手本にしていたし技術はこうやって伸びる。

撮影環境、技術、時間が制限されているからこそ思考する。固定した撮影に迫力を出すためにあえて画面をブレさせるハンドヘルドという技も覚えた。衝突する車を用意できない時に合成するか別の表現方法を考えてジャンプカットなどを使ってみた。

 

Trainspotting Opening Scene Recreate 2017 from Ken Utsumi on Vimeo.

Princes Street

オープニングシーンでレントンとスパッドが警官に追われるストリート。

20年の時を経て映画のシーンとストリートのお店と、何百年と変わらない背景のヒストリカルな建物が印象的。20年後にまた同じことをしてみたい。

 

Calton Road

Calton Roadの階段

オープニングシーンの続きで、レントンが駆け下りるパブの前の階段。

ここにあるパブがなかなかロックで場所もよく、バーテンとも親しくなり、スコティッシュの友達ができたり、エディンバラ滞在中に行きつけになったバー。

 

Calton Roadストリート

オープニングシーンの続きで、レントンが車と衝突するストリート。

映画に映る壁は、あの頃の風景が今も残る。

 

Calton Roadのトンネル

同じく、スパッドが駆け抜けるトンネル。

T2:トレインスポッティング2で、スパッドが昔をフラッシュバックするシーンがあるけど、まさにあんな感じでレントンやスパッドがそこにいるような錯覚に陥り映画と現実の世界がシンクロする。

 

撮影場所めぐりで違う未来が見える

リメイク動画を制作していたら、映画を撮りたくなってきた。もしいつか映画監督になるようなことがあったら、ここが始まりの場所となるだろう。

 

参考:

IMDB: http://www.imdb.com/title/tt0117951/locations

 

エディンバラの風景

エディンバラは、スコットランドの第二の都市で、オールドシティとニューシティが世界遺産にも指定されるヒストリカルな街。ライバルにあるグラスゴーは大阪とするならエディンバラは京都のような位置づけ。また別の機会があれば詳しく。

 

2017年トレインスポッティングの旅関連記事

#1 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜グラスゴー編
#2 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜エディンバラ編
#3 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜ロンドン編#4『T2:トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜エディンバラ&リース他編
#5『T2:トレインスポッティング』日本未公開現地映画鑑賞ガイド&レポート

 


執筆・撮影・編集

Ken Utsumi #u23ken

『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。2001年からノマドライフ。2003年トロント留学中に起業。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦し、海外留学・訪日外国人旅行・ドローン・Mac・クリエイティブ等を支援するエージェント、未来法人U23代表CEO/CDO。神戸生まれサッカー好き旅人。

 

Glasgow(グラスゴー):『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅~グラスゴー編

2017.3.9 Thu UK, Glasgow

21年ぶりの続編映画『トレインスポッティング2(原題:T2: Trainspotting 2)』(*)公開記念に、映画ロケーションハンターKenによるトレインスポッティング撮影場所巡りの旅。トレインスポッティングのオリジナル公開から21年後、あの場所は今。。。監督やスタッフは、どうしてあの場所を選び、どんな想いであの場面を撮ったのかと想像しながら、当時のスタッフの足跡を辿るように撮影現場を訪問するといろんな想いが湧いてくる。インスピレーションとイマジネーションでARのように眼に浮かぶ映画のシーン。まるでタイムマシンに乗ってあの頃に戻ったように熱狂の記憶が蘇る。これだから旅はやめられない。ドラッグよりハマる旅行中毒。Chouse your life.

トレインスポッティングの撮影場所グラスゴーの21年後

超低予算かつ短期制作期間のためトレインスポッティング1作目のほとんどのシーンは、舞台のエディンバラではなくグラスゴーで撮影されている。ファンの間ではよく知られた思い出の撮影地、あまり知られていないマニアックな場所、21年前のグラスゴーには確かにあの場所があった。知識や経験で物事の見方は変わる。次にトレインスポッティングを観たら、今までよりもっとおもしろくなる。

The Firhill Complex

5-aサイド。オープニングシーンで、レントン、スパッド、シックボーイ、ベギーがサッカーをしていたコート。

映画のシーンに近いままで残っていた。撮影にも使われた小さいコートがいい意味でクラシックな哀愁漂う。ついでにスコティッシュに混ざりボールを蹴ってきた。こんなコートが住んでる場所の近くにあったら毎週通いそう。

 

Cafe D’Jaconelli

入り口から2つ目のシート。スパッドとレントンが一杯のミルクセーキを一緒に飲んだり、スパッドがインタビュー前にSpeedをしていた喫茶店。

撮影当時に近い形で残っていて、レトロな雰囲気がいい味を出している。何よりマスターがフレンドリーで、トレインスポッティングの撮影場所はここかと尋ねると閉店直前にも関わらず、ここがその席だと案内してくれた。劇中のミルクセーキを作ってもらい、どこから来たんだとかたわいない会話をしていると、まあゆっくりして行けと楽しい時間が始まる。ロバート・カーライルの家はその辺だとか、T2でも撮影に使おうと下見に来たけどXXの事情で実現しなかったとか、予算がないから場所代はXXポンドだったんだとか、ブログには書けない話も含めて閉店時間を過ぎてもかれこれ1時間ほどドキュメンタリーを作れるぐらい貴重なエピソードを聞かせてくれた。

 

Kelbourne Saint restaurant(旧Crosslands Pub)

2階のベンチシート。ベグビーが2階のバルコニーからビールグラスを投げて喧嘩がはじまったパブ。

経営者が変わり同じ場所で新しい名前でパブはあった。インテリアや内装は新しくなっているけど映画のシーンの面影も残っている。ここでもトレインスポッティングが撮影された場所かと尋ねると、ウェイターがあそこだと2階へ案内してくれた。地元のビールもチキンの丸焼きもおいしかった。

 

VOLCANO

Sleeperが歌うブロンディのカバー曲『Atomic』が流れる、レントンとダイアンが出会ったナイトクラブ。

残念なことにあの場所にはもうクラブはなかった。新しいコンドミニアムができて綺麗に様変わりしていた。ウエストエンドというグラスゴーのナイトエリアで昔は盛り上がってたのかななどと想像しながら、代わりに近くの他のナイトクラブへ。

 

Calton George Hotel

ビートルズのアービーロードを模したシーンが印象的な、ベグビーたちと売人がドラッグ取引をしたホテル。

屋内シーンはグラスゴーのホテルで撮影された。客室には入らなかったけどホテルは今も同じ場所に健在。屋外シーンはロンドン。

 

Glasgow Royal Infirmary

Perfect DayをBGMにレントンが運ばれた病院。

緊急病院の近くにあるグラスゴー大聖堂とグラスゴーネクロポリスは観光名所。

 

撮影場所めぐりで違う風景が見える

映画では屋内シーンだけで屋外の外装は写っておらず知らないはずなのに、グラスゴーの街を歩いていてセンスいい、もしかしたらここがあの場所かなと思って、地図を開いたらまさにそこだったということが多かった。まだ駆け出しのダニー・ボイル監督とスタッフの手により低予算短期間で作られたトレインスポッティングは、こうやってロケーションハンティングしたのかなとか想像するだけで幸せに満ち、いろんな想いが湧いてくる。何も知らない人にはただの散歩も、知識や創造力が特別な体験に変えてくれる。

参考:

IMDB: http://www.imdb.com/title/tt0117951/locations

 

グラスゴーの風景

グラスゴーは、イギリス第三の都市。スコットランドの最大都市で商業の中心。国を代表する都市ロンドンが東京やニューヨークならば、ライバルにあるグラスゴーは大阪やロサンジェルスの位置付け。また別の機会があれば詳しく。

 

2017年トレインスポッティングの旅関連記事

#1 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜グラスゴー編
#2 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜エディンバラ編
#3 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜ロンドン編#4『T2:トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜エディンバラ&リース他編
#5『T2:トレインスポッティング』日本未公開現地映画鑑賞ガイド&レポート

 


執筆・撮影・編集

Ken Utsumi #u23ken

『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。2001年からノマドライフ。2003年トロント留学中に起業。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦し、海外留学・訪日外国人旅行・ドローン・Mac・クリエイティブ等を支援するエージェント、未来法人U23代表CEO/CDO。神戸生まれサッカー好き旅人。

LONDON(ロンドン):デビッド・ボウイゆかりの地を巡る旅

2017.3.7 Tue @London

2016年1月10日、デビッド・ボウイが星になってから1年ちょっと。ロンドンの街中で、ロック・スターと出会った。ブリクストン・ボウイが、ここで生きていた足跡が残っている。音楽は永遠に死なない。代表作「Space Oddity」「Ziggy Stardust」やラストアルバム「Black Star」を聴きながら、ロンドンで、デビッド・ボウイのゆかりの地を巡る追憶の旅に出かけた。

 

Brixton

<photo comming soon>

デビッド・ボウイが生まれ育ったBrixtonのアンダーグランド。

 

David Bowie Mural

Brixton Road

アルバム『Aladdine Sane』の表紙の壁画。今でも世界中から訪れるファンにより花束が添えられている。当時インターネットでも見たけど、地元人から聞いた話によると、他界してからしばらくの間ずっと道いっぱいに花束があふれていたそうだ。

 

Ritzy Cinema

生前デビッド・ボウイも演奏した、ライブハウスのある映画館。追憶イベントはこの場所を中心に行われた。

<photo coming soon>

 

40 Stansfield Road

<photo coming soon>

デビッド・ボウイが住んでいた家。今もなお花束が添えられる。

 

Heddon Street Aley

<photo coming soon>

アルバム『Ziggy Stardust』のジャケット撮影に使われた場所

<photo coming soon>

『Ziggy Stardust』の紋章

 

Trident Studios

<photo coming soon>

17 St. Anne’s Court, Wardour Street

『Space Oddity』を録音したレコーディングスタジオ。

 

 

執筆・撮影・編集

Ken Utsumi #u23ken

『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。2001年からノマドライフ。2003年トロント留学中に起業。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦し、海外留学・訪日外国人旅行・ドローン・Mac・クリエイティブ等を支援するエージェント、未来法人U23代表CEO/CDO。神戸生まれサッカー好き旅人。