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2015アジア杯オーストラリアを23倍楽しむ旅人のメモ

Dec 21, 2014

世界23周の旅をするKenが、AFCアジア杯オーストラリア2015を現地観戦する愛すべきサッカー馬鹿のみんさんへ、よく聞かれる質問や注意事項をシェアします。

→World Odyssey: 世界23周の旅について

世界23周の旅: 3周目

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まぎれもなく世界23周の旅: 3周目のハイライト、2014年W杯ブラジルの旅。Future Travelの知恵と経験と人脈の集大成となった旅は、出会う旅人からも旅のワールドカップがあればベスト23に入ると言われた。

2003年にトロントで留学中に創業し11年目を迎えFuture Work《未来の働き方》に挑戦する未来法人U23は”いまを生きる”を実践する。

CEOはブラジルへ、創業期から支えたNo2は長期休暇をとりカナダ留学。賭けは成功した。功労スタッフは夢を叶え、狙い通り新たなリーダーが育ち、蓋を開けてみれば過去最大の収益。

2002年、母国でワールドカップが行われた時は、”いまを生きる”ために会社を辞めざるを得なかった。あの頃はクレイジーな夢とみんな笑った。あれから12年、ついに夢の生き方を実現できた。皮肉なことに、それはクスコで父の訃報を受けた翌月のことだった。

 

2015アジア杯オーストラリア

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カイピリーニャに酔い、シュラスコを喰らい、フォーホーを踊り明かした6月から半年。また熱い夏が南半球ではじまる。

ワールドカップでは挑戦者であった日本代表も、アジアカップでは前回のチャンピオン。ナタールやクイアバで唇を噛み締めたサポーターも、オーストラリアでは勝利の歌を唄える可能性が23倍高い。ともに決勝の地シドニーで歓喜の雄叫びをあげよう。

連覇を目指すアギーレ監督率いる日本代表の23選手も発表された。ミランの本田圭佑、インテルの長友佑都、シャルケの内田篤人、ドルトムントの香川真司、JリーグMVPガンバの遠藤保仁… 優勝あるのみ。

 

世界23周の旅: 4周目

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3周目を終え23日間ほど、日本出張のような一時帰国。帰国しても部屋がないためリサーチも兼ねてシェアハウスを渡り歩いた。自分が経営する会社で、新人スタッフにはデュアルディスプレイとワイドデスクの最高のワークスペースがあるのに、たまに帰ってくるCEOの席はない。荷物はミニクラに預けている。これが本物のノマド。そして世界23周の旅: 4周目をKick Off。

東京・トロント・バンクーバーでFuture Work《未来の働き方》セミナーの講演をし、Be Crazy、いまを生きようと叫ぶ。常識に囚われた日本人には受け入れがたいライフスタイルだが、参加者のハートには届いた。

その後、11年間カナダで仕事をしながらまだ見ていかなったオーロラを見にホワイトホースへ行く。帰る直前に運命のオーロラが見えた話はまたいつか機会があれば。

クリスマスは、世界最新鋭の豪華客船Quantam of the Seasを初体験。カリブ海クルーズで真夏のサンタクロースとホリデーを祝う。一流になるために、背伸びして一流を知ることは大切。

ニューヨークでカウントダウンをした後、北欧をリサーチしてからオーストラリアへ向かう。

 

2015女子W杯カナダ

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気が早いけど6月にはカナダでは2015年女子ワールドカップの行われるので紹介しておく。移民の国カナダは心の先進国。ハッピーに生きる鍵がある。W杯をきっかけにもっと多くの人にカナダの魅力を知ってもらえたら嬉しい。

カナダはU23のホームで、ネットワークもあるので、イベントなどリクエストなどあれば気軽にご相談ください。

W杯FIFA公式サイト

 

世界23周の旅人メモ

アジア杯日程・会場

予選グループ

01月12日(月)16:00 @ニューキャッスル

01月16日(金)18:00 @ブリスベン

01月20日(火)18:00 @メルボルン

決勝リーグ

日本がD組1位通過した場合

1月23日(金)20:30 準々決勝 @シドニー
1月27日(火)20:00 準決勝 @ニューキャッスル

日本がD組2位通過した場合
1月23日(金)17:30 準々決勝 @キャンベラ
1月26日(月)20:00 準決勝 @シドニー

日本が準決勝負けた場合
1月30日(金)20:00 3位決定戦 @ニューキャッスル

日本が準決勝勝った場合
1月31日(土)20:00 決勝 @シドニー

 

※シドニーとニューキャッスルの移動は観戦チケットを持っていれば無料。

http://www.transportnsw.info/en/transport-status/events/2015/01/afc-asian-cup-2015-japan-v-palestine.page 

 

観戦チケット

アジア杯2015オーストラリアのチケットは英語でここから購入。
日本代表ゴール裏は$15からと良心的。現地手配でいいかな。

http://www.afcasiancup.com/ticketshome/en/?utm_content=buffer9233c&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

真剣に書いた渾身のブログに閑古鳥が泣き、数時間で飲みながら 速攻で書いたブラジルチケット予約ガイドのブログにサーバーがパンクするほどアクセスがあったのはブラジル大会のいい思い出。

Facebookアウェイ観戦コミュニティのチケット情報

https://www.facebook.com/groups/jfa.away/

 

ビザ

Australiaはビザが必要。
http://australia.or.jp/visa/news/20141210_changes.php?utm_content=buffer70325&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

*Australia入国に必要なETASとETAは同じもの。Electronic Travel Authority SystemのSがつくかどうかで、日本語にすると電子入国許可システム。

Brazilより簡単。ちなみにRussiaもビザが必要でとても手間なので注意。

宿

ホテルとは違う旅行をしませんか?
Airbnbの使い方とお得なクーポンは以下から。登録がまだの方はぜひどうぞ。

http://worldodyssey.net/airbnb/

世界23周の旅はホームステイが基本ですがAirbnbも使います。セレブが泊まる豪邸や有名デザイナー、超格安の宿、Airbnbで知り合った友達の母国で再会したり、本が書けるぐらいのエピソード。

真の旅人はFB,CSなどでホストをみつけよう。

タクシー

快適で、速くて、経済的な廃車サービス。無料体験をゲットしたい方は以下からどうぞ。タクシー業界に革命を起こす、いま一番応援しているサービス。

http://worldodyssey.net/uber/

オーストラリアの使い心地はわからないけど、世界の都市を旅行するならタクシーより断然おすすめ。トロントからホームステイ先まで公式タクシーなら80ドルぐらいのところが40ドルぐらい。しかもアプリで予約して数分で迎えに来てくれる。

航空券

航空券予約のポイント、登場までの流れはこちら。
http://www.u23.net/airticket/

オーストラリアの広大な国内移動はマイレージか陸路の工夫で節約。ブラジルはマイレージのおかげでピーク時期にもかかわらず超格安フライト。

両替

楽天プレミアやアメックスプラチナでプライオリティパスを取得しラウンジで快適な空の旅を。

*ブリスベン・メルボルンはプライオリティパスのラウンジなし。アメックスプラチナでヴァージンラウンジ利用可。

http://www.u23.net/exchange/credit-card/

海外旅行保険

個人的にもブラジルでは保険の恩恵をいっぱい受けました。

冒険するために保険はしっかり。海外旅行保険の落とし穴に注意。保険のプロも生命保険は加入しなくても海外旅行保険は加入してます。

http://www.u23.net/insurance/

持ち物

南半球は夏。綺麗なお肌を守るために日焼け止め必須。

現地でも買えるけど泳ぎたい人は水着とビーチサンダルも。

http://www.u23.net/baggage/

 

PR

未来を変える留学エージェントU23

オーストラリアやカナダに留学したい人は、無料で語学学校の紹介できるので気軽にご相談ください。

http://www.u23.net

旅とは海である

世界にはテリトリー(領域)がある。ボーダーライン(境界線)の向こうにはまだ見ぬ世界が待っている。ボーダーを超えるには見えないパスポートが必要で、それを持たずに国境を超えてはいけない。

旅のおもしろさとリスクは海に例えるとわかりやすい。
海は誰でも楽しめる楽園。ただし領域を間違えると地獄に変わる。

浅瀬でしか遊んだことのない乙女が足のつかない深いところへ行けば溺れる。ましてや室内プールでしか遊んだことのない少女がいきなり一人で深海で魚と泳ぐのは難しい。危険な海域で泳げば命の保証はない。危険を冒すからおもしろいなんて考えは狂気の沙汰。砂浜と海中とどっちがおもしろいかは誰が決めるのか。

ガイドブックという浮き輪があれば深いところでも泳げるけど浮き輪に頼っていたらいつか溺れる。その浮き輪は古くて穴があいているかもしれない。だから監視員の目が届かない安全スロープを超えてはいけない。泳げないならビーチで砂遊びをしよう。浅瀬でシュノーケリングをしよう。それで物足りなくなったら泳ぐ練習をしよう。

ツアーというボートに乗ればお金はかかるけど泳げなくても簡単に足がつかないところまで連れて行ってくれる。しかし水面から眺めるだけか、せいぜいインストラクターに手を引っ張られてちょっと水に浸かるぐらい。豪華遊覧船に飽きたら泳ぐ練習をしたらいい。

泳ぐ練習はプールではじめる。川や海で覚える人もいる。コーチがいると上達も早い。クロール、平泳ぎ、背泳ぎいろんな泳ぎ方をしたり、どれだけ早く泳げるか競ってみたり、海でもいろんな遊びができる。ビーチで泳ぐだけでなく深い海で潜り魚といっしょに泳ぎたくなったらそれなりの装備を整え本格的なトレーニングが必要だ。自分の命を守るのは自分だ。

ダイビングスーツに着替えるように、旅の服装に着替える。マスクやフィンは潜水を助けてくれる。裸で潜れるのはタフでスキルのあるダイバーだけ。

海の中で地上の常識は通用しない。地上では呼吸ができていたのに海中はできないのはおかしいと叫んだところでそれが現実。酸素ボンベをつけなければ命を落とす。前向きに異文化を受け入れよう。それが嫌ならそんなエリアへはいかなければいい。

砂に隠れている魚もいるからそれを知らなければ近くまでいってるのに素通りしてしまう。シーラカンスに遭遇してもその価値を知らなければただの大きな魚、教養のない人にとっては数千年前の世界文化遺産の遺跡もただの大きな石。奇麗な魚はただ観るだけでも美しいけどその背景を知るともっとおもしろくなる。知識は見える世界を変える。

バディがいると心強い。旅のおもしろさも広がる。いっしょに潜りたければコミュニケーション方法も覚えなければいけない。語学を学べば世界中に話せる人が増える。

海へ潜るためにはライセンスを取得する。勘違いしては行けないのが、このライセンスは潜ることが”許された”だけで、魚と泳ぐことが”できる”とは違う。

パスポートで国境を越えることは許されても、その世界を楽しむためにはまだまだ練習が必要。税関はなくても見えないパスポートが必要な世界もある。無理して慣れない海に飛び込んでもストレスフルな状態では心からダイビングを楽しめない。それどころか事故を引き起こしかねない。万が一の事故に備え保険に入ることも絶対に忘れてはいけない。

潜ることに慣れ野生の魚を覚えると、もっと野生の魚をこの目で観たくなる。いっしょに泳ぎたくなる。海と恋に落ちる。

鮮やかな熱帯魚に目を奪われ、エイとの遭遇に息を飲む。いつもより深くまで潜ったり、急に天候が悪化するハプニングに遭遇したり、荒波を乗り越えてタフになる。

危険な海底の怖さを知るものだけがその先に進んでもよい。油断して毒を持つくらげとも知らずに触ると痛い目に遭う。無知に鮫のいる海域に飛び込むと命を失う。

潜り方は覚えてもお目当ての魚と出逢えるとは限らない。運がよければウミガメと泳げる。

野生のイルカと遭遇しいっしょに泳ぐ感動は体験した人にしかわからない。

命知らずな冒険

おまけのコラム

たまたま夜の街やスラム街の話が続き、命知らずな冒険と思う人もいるかもしれないが、見えている世界やリスクに対する考え方の違い。

「時間・場所・人」によりリスクは変わる。

個人的にはブラジルを旅するより交通事故の方がリスクは高いと考える。卵を一つの籠に入れるように、日本という限られた狭い世界の知識や資産しかない人もリスクヘッジをせず見えないリスクを冒しているとも言える。安全なつもりで危険なことをしている人は多い。避難しているつもりのその船には穴が空いているかもしれない。自分は筏の作り方を覚える。泳ぎ方を覚える。旅をすればするほど世界を知れば知るほど、自分の無知さ加減や己の小ささ未熟さを思い知らされる。

命知らずの冒険をしたいわけでもない。もし度胸試しをしたいならその怖さを真に理解していることでやらなければ度胸試しにならない。まだまだ冒険を続けたい。帰りたい場所、帰らなければいけないがある。

世界をネイティブに旅している人なら共感してくれると思うが、ブラジルへ来てナイトライフを楽しまないのは、ビーチへ来て海は危ないから泳がないといっているようなもの。もちろん、泳げない人や水が嫌いな人はパラソルの下で楽しめばいい。

ただブラジルにワールドカップを見に行くなんて危ないと言う人もいるが、ワールドカップを知るものとして、そのリスクの23倍以上のハッピーが待っていることは伝えたい。リスクを冒さなければゴールは得られない。