命知らずな冒険

おまけのコラム

たまたま夜の街やスラム街の話が続き、命知らずな冒険と思う人もいるかもしれないが、見えている世界やリスクに対する考え方の違い。

「時間・場所・人」によりリスクは変わる。

個人的にはブラジルを旅するより交通事故の方がリスクは高いと考える。卵を一つの籠に入れるように、日本という限られた狭い世界の知識や資産しかない人もリスクヘッジをせず見えないリスクを冒しているとも言える。安全なつもりで危険なことをしている人は多い。避難しているつもりのその船には穴が空いているかもしれない。自分は筏の作り方を覚える。泳ぎ方を覚える。旅をすればするほど世界を知れば知るほど、自分の無知さ加減や己の小ささ未熟さを思い知らされる。

命知らずの冒険をしたいわけでもない。もし度胸試しをしたいならその怖さを真に理解していることでやらなければ度胸試しにならない。まだまだ冒険を続けたい。帰りたい場所、帰らなければいけないがある。

世界をネイティブに旅している人なら共感してくれると思うが、ブラジルへ来てナイトライフを楽しまないのは、ビーチへ来て海は危ないから泳がないといっているようなもの。もちろん、泳げない人や水が嫌いな人はパラソルの下で楽しめばいい。

ただブラジルにワールドカップを見に行くなんて危ないと言う人もいるが、ワールドカップを知るものとして、そのリスクの23倍以上のハッピーが待っていることは伝えたい。リスクを冒さなければゴールは得られない。

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