Kobe(神戸):Kobe Odyssey 神戸旅行ガイド〜観光編

世界23周の旅人の視点で、生まれ故郷の神戸を定番スポットから地元のディープな穴場までご紹介。都会と海と山、ローカルとグローバル、過去と未来の融合が素敵な神戸。定番の観光地、北野異人館、三ノ宮、元町、南京町、メリケンパーク、ハーバーランドだけで終わらすのはもったいない。北へ足を伸ばせば有馬温泉、西は新開地や長田のレトロ神戸、須磨、舞子、明石大橋と続く海岸通り、東は灘の酒蔵とハイソな神戸、南はポーアイに六甲アイランド、海へ出て神戸クルーズ。仕上げは六甲山に登り宝石箱をひっくり返したような1000万ドルの夜景。

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神戸観光編の目次

三宮・元町

南京町(チャイナタウン)

横浜、長崎と並ぶ日本三大中華街。老舗の豚まんは必食。1、2月頃の春節祭、9、10月頃の中秋節など一年を通して盛り上がる。
[無料]

旧居留地

明治時代に東洋一美しいと讃え得られた外国人が暮らした地区。当時の面影も残すビルが残る。

生田神社

201年創建の歴史ある古社。神戸の地名の由来は、生田の神を守る家、神戸(かんべ)。
[無料]

神戸市立博物館

国宝や神戸の資料が展示されている。フラワーロードにある。昭和初期の銀行を増改築した博物館。

神戸市役所展望台

神戸を一望できる無料の展望スポット。フラワーロードにある神戸市役所1号館24階展望ロビー。
[無料]

相楽園

飛石や石橋を渡る池泉回遊式の日本庭園。春の桜と秋の紅葉も美しい。県庁の近く。

 

北野・新神戸

北野異人館街

開港後に移住した外国人の旧邸宅が点在する、明治初期の居留地時代から続く異人さんの街。

風見鶏の館(旧トーマス住宅)

レンガの外壁と尖塔の風見鶏は北野異人館のシンボル。明治42年(1909年)に建てられたドイツ人貿易商の自邸。重要文化財。

うろこの家・うろこ美術館

神戸で最初に公開された異人館。外国人向け高級借家で最後の住人はドイツ人教師ハリヤー氏。明治18年(1885年)建築され明治38年に移築。外壁の天然ストレート石の形状が魚の鱗(うろこ)に見えるためこの名で呼ばれている。併設するうろこ美術館では神戸を代表する芸術家の作品を展示。3階展望室から神戸の街と港を見渡せる。

萌黄の館

萌黄の外壁に包まれた明治36年(1903年)建築アメリカ総領事ハンターシャープ氏の邸宅。2階のサンルームから神戸の街並みを一望できる。

ラインの館

大正初期築、木造2階建て下見板張りオイルペンキ塗り、解放されたベランダ、軒蛇腹、よろい戸など、明治時代の異人館スタイルの建物。昭和53年に市民に愛称を募集し、下見坂の横線(ライン)が美しいという由来で、この名前となる。

ベンの家

明治35年(1902年)居留地に商館として建築された西洋館で、その後に北野町に移築、イギリス貴族で狩猟家のベン・アリソンの邸宅となり、塀、壁、建具など当時のまま現存する。ベンが世界中で仕留めたポーラベア、イッカク、ヌー、ムース、リンクスなど猛獣・珍獣の剥製を展示。

プラトン装飾美術館(イタリア館)

大正初期の歴史的建造物。18~19世紀のヨーロッパのアンティーク・家具・絵画・彫刻が展示されている。洋式庭園のプールサイドでカフェやランチも楽しめる。

神戸北野美術館

石垣の上に明治31年(1898年)に建設された異人館。1978年まではアメリカ領事館宿舎。その後公開異人館ホワイトハウスを経て、1996年に美術館として開館。

山手八番館

大正時代に建てれたサンセン氏の邸宅。サタンの椅子に座ると願いが叶うと言われる。

洋館長屋(仏蘭西館)

洋館長屋の別名を持つ、元外国人向けの木造二階建てのアパート。現在はアール・ヌーヴォー調の家具やフランス美術品が展示される。

北野外国人倶楽部

神戸港開港時の社交倶楽部再現した異人館。

神戸トリックアート不思議な領事館

元パナマ領事の邸宅でダイニングやベッドルームなどを公開している。トリックアートもある。入り口の彫像シーホースの頭を触ると願い事が叶うと言われている。

坂の上の異人館(旧中国領事館)

中国の領事館だった大正時代に建てられた異人館。中国の明朝から清朝の時代の家具調度品や美術品が展示される。数ある異人館の中で唯一オリエンタルムード溢れる東洋異人館

香りの家オランダ館

大正中期に建てられた旧ヴォルヒン邸。その前はオランダ総領事邸として使用されていた。1987年にオランダ館として一般公開される。民族衣装を着て記念撮影したり、オリジナル香水を作れる。

ウィーン オーストリアの家

旧クンツェ邸。モーツアルトをテーマにまつわる品々やオーストラリアの文化や歴史を紹介するミュージアム。

デンマーク館

旧ヨハン・フラウベルト邸。デンマークのバイキングミュージアムやアンデルセンミュージアムの協力のもと北欧デンマークの歴史や文化を紹介するテーマ館。

英国館

イギリス人設計、イギリス人が居住した典型的なコロニアル様式のイングランド館。夜は、Bar「King of Kings」を営業。

パラスティン邸

大正初期に建てられたロシアの貿易商の邸宅。現在は、ペット同伴が可能な喫茶店として営業。

東天閣

明治27年(1894年)建築、ビショップ氏の邸宅で現存する最も古い異人館。現在は中国王宮料料理店として営業。

ラ・メゾン・ドゥ・グランシア二

明治4年(1871年)に建てたれたフランス人貿易商グラシアニ氏の邸宅。コロニアルスタイルの白い木造二階建ての洋館。現在はフランス料理レストランとして営業。

北野工房のまち

旧北野小学校の校舎を協力残した状態でリニューアル。個性的な神戸ブランドの雑貨、洋服、お菓子、コロッケ、クラフト、地ビール、日本酒など神戸ブランドのお店が20店舗ほどが入り体験できる工房。

神戸移住と文化の交流センター

1928年に国立移民収容所として開設され、1971年に閉鎖されるまで南米を中心に多くの海外移住を支援した。日本で現存する唯一の移住関連施設として移住センターを再整備して2009年に現在の形でオープン。

布引滝

雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)の4つの滝の総称。神戸ウォーターの源泉の一つ。日本の滝百選。新神戸の山側。

神戸布引ハーブ園・ロープウェイ

日本最大級のハーブガーデンには、約200種75,000株の花が咲き誇る。新神戸駅すぐの山麓駅からハーブ園山頂まで約10分のロープウェイは、ゴンドラから眺めるみなと神戸の景色を楽しめる。

ビーナスブリッジ

みなと神戸の絶景と1000万ドルの夜景を間近に眺めることができる。金星台と展望台を結び、八の字の螺旋が美しいループ橋。ビーナステラスでは、愛の鍵モニュメントに恋人たちが永遠の愛誓い南京錠をかける。市街からタクシーで約15分。

神戸シティーループ

観光者向けに北野からハーバーランドまで神戸の主要スポットを循環し車内ではガイドのアナウンスも流れるバス。

 

メリケン・ハーバーエリア

神戸ポートタワー

世界初のパイプ構造をした赤い鼓型のデザインが美しい神戸のランドマーク。昼の赤も夜のライトアップも美しい。

神戸海洋博物館

大海原を駈ける船の帆と波をイメージした白いスペースフレームのデザインが美しい。船や港にまつわるものを展示する海のミュージアム。

カワサキワールド

100年以上の歴史を持つ神戸代表する企業、川崎重工グループの企業ミュージアム。

神戸港震災メモリアルパーク

阪神淡路大震災で被災したメリケン波止場の一部を当時の状態で保村じ、被災時や復旧の記録を展示している。

メリケンパーク

ポートタワーや海洋博物館などがある海辺の公園。夜のライトアップが綺麗。

神戸ハーバーランド

映画館や観覧車もあるショッピング、グルメ、エンターテイメント揃う大型複合施設。

ルミナス神戸

1930年代の豪華客船ノルマンディ号をモデルにした国内最大級のレストラン客船。神戸湾から明石海峡まで優雅な雰囲気のアール・デコ調の船内でフランス料理を食べながら海上クルーズ。

ウィングスタジアム(ノエビアスタジアム)

ヴィッセル神戸のホーム、国内屈指のサッカー専用スタジアム。地下鉄またはJR兵庫駅から徒歩圏。

 

ポートアイランド・六甲アイランドエリア

ポートライナー

市街地の三ノ宮から神戸空港があるポーアイランドをつなげる世界初の無人運行モノレール。

神戸空港展望台(マリエンエア)

2006年開港の神戸空港ターミナルの屋上展望デッキは、神戸港と六甲山を背景に飛び立つ飛行機を眺めることができる。ポートライナー直結。ポートアイランド。

神戸青少年科学館・プラネタリウム

神戸で唯一のプラネタリウムがあり、科学や宇宙について学べる体験型の青少年科学館。ポートアイランド。

神戸ワールド記念ホール

メジャーアーティストのライブコンサートやボクシングの世界チャンピオンタイトルマッチ、展示会、記念行事まで、あらゆるイベントに対応する8000人収容する多目的ホール。ポートアイランド。

神戸どうぶつ王国

花と鳥とふれあう全天候型テーマパーク。ポートアイランド。
*要調査

アシックススポーツミュージアム

2009年開館。神戸を代表する企業、アシックスの企業ミュージアム。ポートアイランド。

神戸ファッション美術館

おしゃれの街神戸らしいファンションをテーマにした公立では日本初の美術館。六甲アイランド。

 

六甲山・摩耶山エリア

六甲有馬ロープウェー

六甲山と有馬温泉を結ぶロープウェー。

まやビューライン(摩耶ケーブル&ローブウェー)

麻耶山の山麓から山上を結ぶロープウェー。

六甲ケーブル

昭和7年に開業したレトロな車体の神戸市市街と六甲山を結ぶケーブル。

六甲山牧場

羊、牛、馬、山羊などを飼育している牧場。神戸チーズの製造工程の見学や体験教室も開催している。

森林植物園

世界の樹木が楽しめる植物園。

六甲オルゴールミュージアム

19世紀後半から20世紀初頭のオルゴールなどの自動演奏楽器を展示している。

 

有馬エリア

有馬温泉銀の湯

美肌効果のある無色透明の湯。

有馬温泉金の湯

鉄分と塩分を含む褐色の湯。

有馬温泉太閤の湯

様々なお風呂を楽しめるテーマパーク温泉。

太閤の湯殿館

太閤秀吉が愛した有馬温泉の歴史や文化を紹介する温泉の歴史資料館。

有馬玩具博物館

国内外から集めたクリエイティビティとデザイン性の優れた良質なおもちゃの博物館。

 

灘・東灘エリア

兵庫県立美術館

安藤忠雄が設計した美しい外観。兵庫県にゆかりのあるアーティストの作品を所蔵する。

灘の酒蔵

古くから全国に知られる酒どころで、酒蔵を見学したり、日本酒の試飲もできる。

神戸酒心館

創業1751年、神戸の清酒「福寿」の蔵元。蔵出しのお酒を体験したり、料亭で食事も味わえる。

倚松庵

昭和初期に文豪・谷崎潤一郎が夫人やその妹たちと暮らした旧邸。小説「細雪」の舞台。

王子動物園

ジャイアントパンダとコアラの両方がいる日本で唯一の動物園。春は桜の名所としても知られる。

 

新開地・長田エリア

新開地商店街

地元の人が買い物をするレトロな雰囲気の商店街。

湊川神社

楠公さんの呼び名で愛される武将・楠木正成公を祀る神戸の名社。

神戸映画資料館

1986年エジソンが発明したキネトスコープが初めて上映された神戸。当時の映写機、ポスターなどのコレクションが展示される資料館。

兵庫大佛能福寺

国最初の教化霊場。境内には、日本の新聞の父と言われるジョセフ・ヒコが記した日本最初の英文碑や日本三大仏の兵庫大佛さんがある。

鉄人28号モニュメント

長田にある神戸出身の漫画家・横山光輝氏の代表作鉄人28号の巨大ロボットのモニュメント。

シューズプラザ

巨大な赤いハイヒールのモニュメントは靴のまち長田のシンボル。健康にこだわったオーダーメイドの靴や靴メーカー直営ショップがある。

 

須磨・垂水・舞子エリア

明石海峡大橋(パールブリッジ)

神戸と淡路島を結ぶ世界一の吊り橋。ライトアップも美しい。

舞子海上プロムナード

パールブリッジの神戸側にある回遊式遊歩道。資料や展示、展望ラウンジもある。

須磨海水浴場

関西で海と言えば須磨海岸。海の家が並び、ビーチパーティーやビーチスポーツで盛り上がる。

アジュール舞子

白砂青松の景勝地「舞子の浜」を復元した海浜公園。南仏のコードダジュールのような白い砂浜をイメージしている。

須磨海浜水族園

海沿いでラッコやイルカが泳ぐ水族館。

須磨離宮公園

春や秋にはバラが咲き、牡丹や紅葉、梅と四季を通じて美しい公園。欧風の噴水庭園には王侯貴族のバラ園がある。

須磨寺

真言宗須磨寺派の大本山。源平ゆかりの史跡。

五色塚古墳

千壺古墳とも呼ばる、4世紀後半に築かれた兵庫県最大の前方後円墳。

 

西神エリア

神戸の西、限りなく明石に近いエリア。

神戸総合運動公園ユニバー記念競技場

1985年8月のユニバーシアード神戸大会開催にあわせて建設された日本有数の総合競技場。野球場、テニスコート、多目的広場等の施設もある。

神戸ワイナリー農業公園

西神戸にある神戸ワインが作られるワイナリー。陶芸館やバーベキュー広場もある。

 

北神エリア

神戸の北、限りなく三田に近いエリア。

しあわせの村

子供からお年寄りまで、スポーツをしたりレクリエーションをしたり心を癒す総合福祉施設。

神戸市立フルーツフラワーパーク

北神戸の豊かな自然の中に生まれた花と果実のテーマパーク。園内に、遊園地、バーベキュー場、温泉、ホテルンドがある。

キリンビアパーク神戸(キリンビール神戸工場)

ビール工場や製造工程を学び、新鮮な生ビールを視認できる。

 


World Odyssey日本旅行ガイドSeries

世界23周の旅人の視点で、生まれ故郷の日本を定番スポットから地元のディープな穴場までご紹介。訪問せずにコピー&ペーストで乱立される旅行系メディアや記事のほとんどを商業広告で構成される旅行ガイドブックとは違う、ひとりで調査・執筆・撮影・編集した旅行ガイド。

#1 Kobe Odyssey 神戸旅行ガイド

神戸導入編
神戸観光編
神戸グルメ編
神戸ショッピング編
神戸ホテル編
神戸イベント編
神戸特集編

#2 Osaka Odyssey 神戸旅行ガイド

#3 Kyoto Odyssey 京都旅行ガイド

#4 Nara Odyssey 奈良旅行ガイド

#5 Himeji Odyssey 姫路旅行ガイド


執筆・撮影・編集

Ken Utsumi #u23ken

『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。2001年からノマドライフ。2003年トロント留学中に起業。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦し、海外留学・訪日外国人旅行・ドローン・Mac・クリエイティブ等を支援するエージェント、未来法人U23代表CEO/CDO。神戸生まれサッカー好き旅人。h4

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