2017.3.19 Sun @London, UK
21年ぶりの続編映画『トレインスポッティング2(原題:T2: Trainspotting 2)』(*)公開記念に、映画ロケーションハンターKenによるトレインスポッティング撮影場所巡りの旅。トレインスポッティングのオリジナル公開から21年後、あの場所は今。。。監督やスタッフは、どうしてあの場所を選び、どんな想いであの場面を撮ったのかと想像しながら、当時のスタッフの足跡を辿るように撮影現場を訪問するといろんな想いが湧いてくる。まるでタイムマシンに乗ってあの頃に戻ったように熱狂の記憶が蘇る。これだから旅はやめられない。ドラッグよりハマる旅行中毒。Chouse your life.
トレインスポッティングの撮影場所
トレインスポッティングのほとんどはグラスゴーで撮影され、オープニングはエディンバラ、そしてラストシーンからエンディングにかけてはロンドンで撮影された。スコットランド北部の大自然が印象的なシーンはコラー。オープニングシーンのリメイク動画がおもしろくかったので、エディンバラからロンドンに移動し、劇中のロンドンが紹介される印象的なシーンもリメイクしてみた。こっちは1秒のシーンの動画撮影のため、スタンプラリーのように10年ぐらい前に観光したロンドンの名所を歩き回ったのはいい思い出。
ロンドン編
ロンドンモンタージュ動画
ロンドンに舞台が移ったときのモンタージュシーン。
Trainspotting Original
Trainspotting Remake 2017
Trainspotting London montage scene Recreate 2017 from Ken Utsumi on Vimeo.
2017年版のロンドンで再現してみた。カットや編集の勉強になる。観光地は20年たってもあまり変わらない印象。
78 Talgarth Rd
シックボーイとベグミーもやって来たロンドンでレントンで暮らすフラット。
このケンジントンエリアは、ロンドンの中心にしては、古く田舎めいたお店も多くモダン過ぎない雰囲気がいい。たまたま中に入れたのでちょっと見せてもらう。改装中で当時の雰囲気はもうあまりなかった。
Royal Eagle Hotel
ベグビーたちとマフィアがドラッグの取引をしたホテル。
屋内シーンはグラスゴーのホテルで撮影。
Craven Rd
ホテルへ向かってビートルズのアビーロードのように歩いたストリート。
Gloucester Mews
ラストのレントンがホテルから歩き去っていく場所。
おもしろいのは実際の地理では、次の遠くへ逃げようとするなら最寄りの地下鉄Paddington駅は反対の方向というところ。あの場所で撮影するならフォトジェニックなこっちのストリートを使いたくなるのはとてもわかる。あの場面だけなぜ画面を横にしたのかも、あの場所に行ったからこそわかる。
Waterloo Bridge
エンディングでレントンが歩く橋。
Trainspotting Remake 2017
Trainspotting Ending scene Recreate 2017 from Ken Utsumi on Vimeo.
数あるロンドンの橋があり有名なロンドンブリッジではなくウォータールーブリッジを選び、敢えて背景にロンドンのシンボルであるビックベンを映さず、反対方向から撮影しているところにセンスを感じる。
撮影場所めぐりで違う風景が見える
今回トレインスポッティングの撮影場所に訪れて、ダニー・ボイル監督に見えている景色、そのセンスに感動しっぱなしだった。考察は推測であり、本当はロンドンブリッジやビッグベンを映したかったけどなんらかの事情でできなかったとか、カメラの足場や太陽の光の向きとかが理由かもしれない。でもやっぱりスコットランドが舞台のトレインスポッティングのラストはロンドンがでしゃばらないあの映像が最高だと思う。全部あの場所に行かなければわからなかったこと。
参考:
IMDB: http://www.imdb.com/title/tt0117951/locations
ロンドンの風景
ロンドンは、世界で最も重要な都市、芸術も音楽もスポーツもすべてが世界トップクラス。観光地だけでなく、街を歩く人や風景、ポスターを見ているだけでインスピレーションが刺激される。移住して暮らしたり、何度でも訪れたい場所。
2017年トレインスポッティングの旅関連記事
#1 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜グラスゴー編
#2 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜エディンバラ編
#3 『トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜ロンドン編#4『T2:トレインスポッティング』撮影場所巡りの旅〜エディンバラ&リース他編
#5『T2:トレインスポッティング』日本未公開現地映画鑑賞ガイド&レポート
執筆・撮影・編集
Ken Utsumi #u23ken
『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。2001年からノマドライフ。2003年トロント留学中に起業。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦し、海外留学・訪日外国人旅行・ドローン・Mac・クリエイティブ等を支援するエージェント、未来法人U23代表CEO/CDO。神戸生まれサッカー好き旅人。