Lapa(ラパ):五感を刺激するブラジリアンミュージックとカルチャーの震源地

 Fri, May 30, 2014 @Lapa

午前2時ラパ。週末は毎日カーニバルかと言うようなカオス。五感を刺激するブラジリアンミュージックとカルチャーの震源地。眠らないカリオカ(リオデジャネイロ市民)の街リオデジャネイロを走る24時間バスでその場所へ繰り出す。

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バスを降りる前から聴覚と視覚を刺激される。多くの人がイメージするコパカバーナやイパネマのいわゆるビーチフロントのリオデジャネイロとは風景が違う。セントロ(中心街)にありナイトクラブ、ライブハウス、バーが並びアンダーグランドな空気漂う。壁の落書きもアーティスティック。流行のEDMやR&Bに加え、サンバ、フォホー、ショーロといったブラジルらしい情熱のリズムを奏でる。ビキニとはまた違う情熱的なサンバの衣装や個性溢れるファンクなストリートファッションもリオデジャネイロにいることをこの上なく感じさせてくれる。

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次に刺激されるのが嗅覚と味覚。広場には屋台が並ぶ。ブラジルを代表する料理シュハスコの食欲をそそる香ばしい匂いが流れてくる。ビーフ、ポーク、チキン、ソーセージなどを串刺し炭火で焼く。ブラジルならではのソースやパウダーをつけて豪快に頬張る。マンジョカという芋もブラジルならでは。焼きチーズの香りもたまらない。そしてブラジルのお酒と言えばカイピリーニャ。サトウキビを原料とするカシャーサというブラジルのスピリッツに砂糖を混ぜてライムを絞る。これがまたおいしい。ブラジルではおいしい料理とお酒を飲んでもうこれだけで幸せになれる。

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触覚も常に刺激されている。秋とは言え南国のリオデジャネイロは夜でも半袖。人で溢れ返る広場もストリートもバーもクラブも肌と肌がぶつかり合う。情熱的なブラジリアンは人目をはばかることなく路上でもベンチでも熱いキスの嵐。手を握り腰に手を回し熱い抱擁。肩を組んでフラメンゴのチャントを歌っているサポーターもいる。ワールドカップの応援に来ている他国の旅人とも乾杯をする。アミーゴ(男友達)とは拳を突き合わせ、アミーガ(女友達)とラテンの挨拶はハグとキス。この挨拶の仕方は国・地方によって習慣が左の頬一回の場所もあれば左右二回する場合、リズムも微妙に違う。いろんな国を巡りその地元の人と挨拶をした時が旅をして移動してきたことを肌で感じる場面だ。

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この空間の魅力は言葉では表現しきれない。間違いなく言えることは一晩でブラジルを体中で感じれたということ。アーティストとしての感性は研ぎすまされたということ。朝までハブクロールをして踊り明かしても足らずにまたこの場所には来るだろうということ。

ブラジルの治安については場所と時間と人による。Rioに限らずNYでもLONDONでも同じ。
一本道を入るだけで、扉を一つ開くだけで世界は変わる。昼と夜で違う顔を持つ。その人の経験、知識、能力、人脈などにより見える世界は違う。

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ラパは旅人の直感と聞いた話を総合すると、慣れない日本人観光客や日本語のガイドブックやブログに頼った世界一周をしている旅行者には、犯罪の多さ、言葉の通じなさ、文化の違いと敷居が高い。外務省の注意喚起を頭にいれ、信頼できる地元の人に案内してもらい、早い時間帯なら安全に楽しめる。ミュージシャンならボーディーガードを雇ってでもフロアが一番熱い時間に訪れる価値があると思う。夜の本当の怖さを知りヨハネスブルグをオールナイトで楽しめた旅人ならストレスフリーで楽しめる。

 

Boa Sorte(ポルトガル語でGood Luckという意味)。

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*注意
このブログの読者は情報の見極め方を知っていると信用し、ワールドカップ前で質問も多いためコメントを残したが、まだ来たばかりで街を熟知しておらず情報の信憑性や偏りに疑いをもってほしい。誰が書いているか分からないガイドブックよりは信用できると思う。

*追記 後日談を付け加えておくと、ブラジリアンに連れられてW杯後も含めブラジルで朝まで踊り通った場所の一つとなった。旅行者の多いW杯期間中と閉幕後のローカルな雰囲気はまたちょっと違う。少し離れた場所にはさらに無法地帯のエリアもある。


著者:Ken Utsumi #u23ken

『世界23周の旅』3周目中。未来の働き方・生き方に挑戦する。24歳のときトロントで起業。留学&就活を支援。未来法人U23代表CEO兼デザイナー。神戸生まれ、サッカー好き、旅人。

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Meet World Cup Friends from France @Lapa

 

Rio de Janeiro Now

世界23周の旅の記録をここに遺す。

ワールドカップ開幕まで14日。見てきたことや聞いたことの23%も伝わらないかもしれないけど、ブラジルに行けない人にも楽しんでもらえたら嬉しい。

 

 

Thu May 29, 2014

ペルーの首都リマにあるホルヘ・チャベス国際空港から、2014年、世界中で一番熱い国へ。

ブラジル最大の航空会社TAM航空のエアバスは、『U23(ユーツースリー)』と同じ赤と白で機体や内装がコーディネートされていてデザインの勉強になる。

南米大陸を南へ5時間ちょっとサンパウロのグアルーリョス国際空港に到着。

ブラジルの入国審査は青いユニフォームをまとい日のいづる国の旅券を持つサムライに愚問と判断したのか、W杯だな、決勝までいるのか、Good Luck、、、と笑顔でパス。航空券もイエローカード(黄熱病予防接種の証明書)の提示も求められなかった。

トランスファーの待ち時間は空港を探検した。ブラジルの空港や飛行機はあきらかに先進国のそれとは違うものを感じる。辛うじてWi-Fiがつながったのがせめてもの救いで、アウェイの洗礼というには生温いが聞いていた通り英語も通じにくい。W杯ホスト国の国際空港がこれでいいのかという印象は否めない。空港で話をした他国の旅行者やブラジリアンも嘆いていた。国内線エリアにラウンジはないし、出発ゲートも直前でよく変わるし、旅慣れしていなければ混乱する。

搭乗ゲートから飛行機まで移動するバスがかつてない距離を走る中で前回のW杯の記憶がよみがえる。2010年、南アフリカの国際空港は、それまでのイメージを覆すモダンで洗練された空港だった。賛否両論はあるにせよ、国も国民もリズムを一つに南アフリカを好きになってほしいという気概を感じた。ヨハネスブルグのホストファミリーは元気だろうか。

サンパウロからさらに東へ1時間ちょっと、リオデジャネイロのアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港に到着した頃には、時計の針が深夜0時を回っていた。

“Rio de Janeiro Now”

仲間に居場所を伝えるTweetをしようと思ったら空港のWi-Fiがつながらない。すると隣にいた親切なブラジリアンがテザリングを貸してくれた。ブラジリアンの人懐っこさや親切さはトロントへ留学した時から知っていたがここへきて改めてそれを感じた。メディアは治安の悪さやネガティブなニュースばかり報道したがるけど、こういうよい面をもっと伝えていきたい。

ターンテーブルで荷物が流れてくるのを待っている間にブラジリアンとサッカー話で盛り上がり宿の方向が一緒だったのでタクシーをあいのりすることに。W杯の映像を創る仕事をしてるらしく、話の続きはオンラインとブラジルのどこかのバーでと連絡先を交換する。

ドライバーと二人になるとブラジルの母国語はポルトガル語なので、お互い初級の英語とスペイン語で異文化コミュニケーションを図る。黙って運転をしてもいいのに陽気に話しかけてくれる。

「山の上に見えるのがあの有名なコルコバードのキリスト像。」

深夜にも関わらず念願のブラジル到着で高揚する気持ちをさらにあげてくれる。ブラジルはサッカー馬鹿にとってイングランドと同じく昔からあこがれの国。ショートケーキの苺のようにとっておいたけどついにその時がきた。

ここで旅のTIPSを紹介しておこう。
現地についたまずやることは、地元の人に治安や交通機関、タクシーの相場など街のリサーチ。インターネットを駆使したFuture Workを推奨する身ではあるが、旅の情報は昔ながらのコミュニケーションが信用できる。はるばる遠い街から自分の街にやってきた異国人にほんの少し手助けをすることを嫌がる人は少ない。人助けをして幸せな気分になってくれる人もいれば、これをきっかけに友達になることもある。