Dubai(ドバイ):メイダン競馬場〜ドバイワールドカップ観戦

2017.3.25 Sat

2018W杯ロシア・アジア最終予選日本代表vsUAE代表観戦の旅。アルアイン・ハッザーア・ビン・ザイード・スタジアムで日本代表を観戦し、ロスタイムはドバイで開かれる競馬のワールドカップ観戦。第9話、「メイダン競馬場〜ドバイワールドカップ観戦」。旅はプロだけど競馬は素人のため、このブログはそれを踏まえた上で次回のドバイワールドカップの参考に。

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メイダン競馬場〜ドバイワールドカップ

Meydan Race course ~Dubai World Cup

2018年ドバイワールドカップ観戦記。

サッカーが広げてくれる世界

サッカーの旅をしていると、同じタイミングで他のイベントをやってることがある。例えば2015年アジアカップオーストラリアの時は、ちょうどメルボルンでグランドスラム4大大会の一つ、全豪オープンと重なっていた。ラッキーなことに錦織圭選手とクルム伊達公子選手の試合を観戦し、松岡修造さんにも会えた。テニスの品格が求められるコート観戦やファンとの交流は、本能のままに絶叫するサッカーとは違うおもしろさがある。この時に聖地ウィンブルドンのセンターコート観戦を死ぬまでにやりたいバケットリストに加えた。

今回もちょうど世界一早い競走馬を決めるドバイワールドカップがあると言う。世界最高賞金のレースとして知られるだけでなく、ドバイならではの豪華なイベントのセレモニーやコンサート、上流階級の社交場としても注目される。たまたまドバイにいるので体験してみようとメイダン競馬場へ行くことに。競馬は武豊の名前は聞いたことあるけど、アローゲートと言われてもどこの門?というぐらいなので、競馬のおもしろさや観戦マナーも調べてみた。日本で競馬と言えば、パチンコと同じ類いで煙草の煙とおっさん臭いギャンブルの悪いイメージが強い。しかし海外で違う視点から見ると新しい世界が見えてくる。

 

夢を背負い走る

競馬をスポーツという視点で見ると、大好きなF1レースと通じるものがある。馬と騎手だけではなく、生まれた牧場、育てた厩舎(きゅうしゃ)スタッフ、調教師、馬主、それぞれにドラマがある。サラブレッドの血統が、時空を超えて夢をつなげる。人と人ではない不思議な絆。

 

華麗なる貴族の社交場

歴史をたどると競馬発祥の地であるイギリスやヨーロッパでは競馬は貴族のスポーツ、娯楽であり、格式高い社交場だった。その伝統と名残は現在でも残っており、世界中から上流階級がドバイに集まりパーティーを楽しむ。華やな帽子とドレスで着飾った美しい女性に目を奪われる。また一般庶民も庶民どうしの交流が楽しめる。

 

迫力のレース

メイダン競馬場の一番前で観るレースは、Youtubeで見る競馬とはまったく違う。土と草の香り、一斉にゲートが開く音、観客の声援、馬が大地を蹴り上げる振動、前の前を駆け抜ける空気をも感じる。レースの2分ちょっとの間は、瞬きも息もできない。スローモーションのように見える人もいるだろう。一日に何レースもあり、食事やおしゃべりしているうちに見たいレースを見逃さないように気をつけなければいけない。

豪華なクロージングセレモニー

競馬場をパーティー会場に変える贅沢な花火や最新テクノロジーによる演出でフィナーレを飾る。『Star in the sky』をバッググランドミュージックに、降りしきる雨に負けず何台ものドローンがシンクロして夜空にサークルやスターを描く未来のショー。ドローンをただ飛ばすだけなら誰でもできるけど、雨の中でアートを描くには高度な知識と技術がいる。墜落するリスクを冒し幾度となく試行錯誤の失敗を繰り返したはず。ドローンパイロットには、ドバイワールドカップ一番のハイライト。

 

芸術的なSiaコンサート

レースが終わり雨が降り出し帰宅する人もいる中、トラック横のコンサートステージでは顔を見せないSiaのライブに盛り上がる。舞台の脇で顔を隠してSiaが歌い、中央でSiaの髪型をしたマディー・ジグラーたちが演技する。独特の世界観があるミュージックビデオの撮影現場を観せてくれるかのようなライブ。スクリーンに映し出された映像はまるでPVを観ているよう。目の肥えた上流層も楽しませるSiaは、音楽好きには、ドバイワールドカップもう一つのハイライト。

 

アフターパーティー

メイデン競馬場のイベントが終ってもパーティーは終わらない。ドバイのクラブやラウンジでは、クラッシックからニューミュージックまでいろいろな人々へ向けて、いろいろなジャンルのアフターパーティーが続く。パーティーアニマル的には、延長戦突入。

 

メイダン競馬場の歴史

2010年開場。2009年まで使用されていたナド・アルジバ競技場に変わり、ドバイワールドカップやドバイミーテイングのレース会場となる。

グランドスタンドは6万人収容、ホテル、船着場も併設。

ファルコンを模した100,000台収容の駐車場。

場内の三菱電機製オーロラビジョンは、単独一面で、世界最大・最長の場内映像装置。

 

メイダン競馬場の地図

メイダン競馬場の行き方

タクシー、レンタカー。

*イベントピーク時間は混雑するので時間に注意。

 

メイダン競馬場の入場料金

イベントによる。

ドバイレーシングクラブ公式サイト:http://www.dubairacingclub.com/buy-now/dubai-world-cup-tickets-only

 

*2016ドバイワールドカップ参考データ

サッカーと違い安いチケットは下の席で、高いチケットほど上の席まで行ける。食事付きのプランなどもある。

General Admission:AED40。限られたエリアの入場できる。当日券もあり。

Apron Views:当日AED600、前売りAED450。エプロンビューエリア、下のフィールドエリアと下のスタンド席、コンサート会場に入場できる。

The Premium:当日なし。AED?。ゴールと反対の席。フード、スナック、ドリンク込みのパッケージ。

The Gallery:当日なし。AED?。ゴール前のよく見える席。フード、スナック、ドリンク込みのパッケージ。

The Terrace:当日なし。AED?。団体席。フードー、スナック、ドリンク込のパッケージ。

First Class Lounge:当日なし。AED?。フードー、スナック、ドリンク込のパッケージ。

Grandstand Suites:AED:当日なし。AED?。グランドスタンドスイーツ。

Sky Bubble:AED:当日なし。AED?。スカイバブルルーム。

Cigar Suite:AED:当日なし。AED?。5階にあるプレミアスイート。

The Lounge:AED:当日なし。AED?。6階にあるラウンジ。

 

メイダン競馬場の開館時間

イベントによる

ドバイレーシングクラブ公式サイト:

http://www.dubairacingclub.com/

 

メイダン競馬場の観戦チケット予約方法

オンラインから予約。一部、当日券もあり。

日本の旅行会社や海外チケット取引サイトでも販売。

 

メイダン競馬場のドレスコード

イベント、クラスによる異なる。

ドバイワールドカップの一般入場は特になし、クラスによりドレスコードがある。

 

メイダン競馬場のレビュー

”レースを見ずに社交やパーティーを楽しんでる人も多く、競馬好き以外でもわりと楽しめる”

”チケットは下は1000円ちょっと、上は200,000円以上まで。庶民から上流階級まで、クラスによりそれぞれの楽しみ方できる。”

”階級相応の服装で参加しないと周りにも迷惑、自分も恥ずかしい。”

”レースピーク時間のタクシーは混雑するので気をつけて。”

 

メイダン競馬場の外観

メイダン競馬場の中

メイダン競馬場の周辺

 

 

メイダン競馬場のリンク

ドバイレーシングクラブ公式サイト:http://www.dubairacingclub.com/

Special Thanks

Harry

 


執筆・撮影・編集

Ken Utsumi #u23ken

『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。2001年からノマドライフ。2003年トロント留学中に起業。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦し、海外留学・訪日外国人旅行・ドローン・Mac・クリエイティブ等を支援するエージェント、未来法人U23代表CEO/CDO。神戸生まれサッカー好き旅人。

 

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