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OSAKA(大阪):日本最大次世代IMAXシアターで『スターウォーズ/フォースの覚醒』を鑑賞

2015.12.18 Fri

ブログ

世界の映画館を旅するKenによる、大阪に誕生した日本初かつ日本最大の「次世代IMAXシアター」で、『スターウォーズ/フォースの覚醒』を公開初日に鑑賞した体験を届けるブログ。

「もうIMAX以外の映画館へ行く気がしない。」映画ファンを虜にする通常より2〜3倍大きいスクリーンと澄んだサウンドは未来の映画体験。例えるなら、従来の映画館と次世代IMAXシアターは、従来のブラウン管テレビと最新の8KLEDテレビ、あるいはアマチュアの古びた草サッカー場とJリーグトップチームのサッカー専用スタジアムぐらいの差がある。

『スターウォーズ/フォースの覚醒』を縮小版ではなく完全版に最も近い環境で鑑賞できる日本で唯一の映画館「109シネマズ大阪エキスポシティ 」について、IMAXの解説と合わせて紹介しよう。カナダ、大阪に縁のあるIMAXを好きになる理由は尽きない。

IMAX(アイマックス)

IMAXとは、カナダのIMAX社が開発した通常の映画(35mmフィルム)より大きな70mmフィルムの規格のことで、IMAXシアターで臨場感ある映像体験をできる。通常の映画作品をIMAXフォーマットに変換して上映されるものと、『スターウォーズ/フォースの覚醒』のように巨大なIMAXカメラで撮影されるものがある。また作品により2Dと3Dがある。

1970年の日本万国博覧会で、IMAXのパビリオンが建てられ世界で初めて披露された。プラネタリウムやUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のアトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」でも使わる。

映画館としてのIMAXシアターは、北米を中心に世界へ広がり、各国の主要都市に増加を続けている。日本でも、2009年に、箕面・川崎・菖蒲に「IMAXデジタルシアター」がオープンした。しかし、これらは本物のIMAXではないのだ。

デジタルIMAXと次世代IMAXの違い

実は、旧型の映画館を改造した「IMAXデジタルシアター」では、スクリーンが小さく、アスペクト比も異なり、画面の上下をカットした縮小バージョンが上映されている。2K用の映写機で画質が悪く、音響設備も映画館によりばらばらで質が低い。だから紛いと呼ばれても仕方なく、しばしば英語圏ではLIEMAX(偽IMAX)と揶揄される。

新設した本物の「次世代IMAXシアター」は、厳密には複雑な種類があるけれど大まかに説明すると、正方形に近い1.43:1のアスペクト比の巨大スクリーン、IMAX with Lasernoの4K用のプロジェクタ、12.1chのサラウンドシステムで天井までスピーカーで次元の違う迫力の映像体験をできる。

TRUE IMAX(本物IMAX)シアターは、まだ世界でも数えるほどしかない。世界最大の映画館はオーストラリアにあるIMAXシアターシドニー、IMAXの生まれたカナダにあるトロント・スコシアバンク・シアター、アジア最大の台湾にある台北ミラマー・シネマなど。

109シネマズ大阪エキスポシティ

そして台北には劣るけど、日本にも次世代IMAXシアター大阪に開館した。「109シネマズ大阪エキスポシティ 」のスクリーンは、ビル6階建に匹敵する高さ18m、横幅26m超え、12ch次世代サラウンドシステムを搭載。4DXシアターと11スクリーンの通常のスクリーンもある。

太陽の塔やパナソニックスタジアム吹田がある万博記念公園にある。半世紀越しにIMAXが大阪に帰ってきた。

スターウォーズ/フォースの覚醒

スターウォーズを英語で観る夢を叶えるためにトロント留学をして、「スターウォーズ(エピソード1)/ファントムメナス」をトロントで観て以来、世界中でスターウォーズの公開初日鑑賞は人生の行事になっている。

ジョージ・ルーカルの手を離れディズニーに渡って不安と期待の「スターウォーズ(エピソード7)」は、スターウォーズへの愛を感じる作品でファンも満足の作品に仕上がっていた。IMAXシアターが2〜3倍は満足度アップに影響している。100inch程度のホームシアターでしか観たことなかったレイア姫やハン・ソロがIMAXシアターに登場した時の感動ときたらもう最高。

続三部作(シークエル・トリロジー)の完結まで残り2作、スピンオフも制作するみたいだし、スターウォーズのある人生はもう少し続きそう。気が早いけど次はどこの映画館で観るのか今から楽しみ。